事前準備で見積もり精度を上げる! 見積額を安く抑えるコツとは?

2022/12/27

※この記事は2023年4月25日に最終更新されました。

コーディング料金の見積額が予想より高い、相見積もりの金額幅が広すぎて相場がわからないといった悩みは珍しくありません。納得できるHTMLコーディング代行業者選びには、正確な見積もりが必要不可欠です。見積もりの精度を上げ、見積額を安く抑えるコツを解説します。

HTMLコーディング代行業者のサイトに掲載されている料金表にはオプション料金が含まれていません。そのため費用感を把握するためには、実際に見積もりを取らねばなりません。

いざ見積もりを取ると予想よりはるかに高い金額が提示されたり、複数社で相見積もりを取ると金額に幅がありすぎて却って選ぶのが難しくなったりといったことは、よくあることです。

見積額が高くなる、相見積もりで極端な差が出るなど、見積もりの精度が低くなる場合にはどのような原因が考えられるでしょうか? 見積金額を適正な範囲で安く抑えるコツとあわせて解説します。

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見積もりの精度を左右する要因とは

「予算オーバー!? コーディング料金が高くなる理由とは?(コラム03)」で解説したように、コーディング料金は工数(作業量)に応じて決まります。HTMLコーディング代行業者が見積もり時に行うのは、発生する作業の割り出しと必要な工数の概算です。

仕様がどの程度確定しているか

仕様(構成書、ワイヤーフレーム、デザイン、納期など)が確定している案件は工数が計算しやすいため、高い精度で見積もることが可能です。

逆に仕様が曖昧だと工数の計算は難しくなります。いったん見積もりを出すとあとからコーディング料金を上げる交渉はしづらいので、依頼内容の定まっていない案件には見積額を高めに提示するHTMLコーディング代行業者が多いです。

修正費用込みで計算する場合も

仕様が曖昧な案件では修正や変更があとから出てきて、当初想定した作業量を大幅に超過することがしばしばあります。

予定外の追加作業への対応法は以下の3通りです。

<追加作業への対応法>

  • 発注者都合の修正に回数制限を設ける
  • 大規模な仕様変更自は別途料金と納期を追加する
  • あらかじめ修正対応にかかる費用と期間を上乗せして見積もりを出す

HTMLコーディング代行業者のリソースやスケジュールの余裕には限りがあり、修正や変更が多すぎると納期に間に合わなくなる可能性も考えられます。仕様が固まっていない案件においてあらかじめ修正用の予備日を多めに設けることは、代行業者だけでなく依頼者にとっても必要な“保険”なのです。

要望が明確かどうか

Web制作に詳しくない発注者に代わって、HTMLコーディング代行業者が要望をヒアリングして仕様を確定させることがあります。この場合、要望が明確なほど仕様が決まりやすく、見積もりの精度も高まります。

たとえばWebサイトをリニューアルしたいという案件において、「トップページでは画像をスライドさせたい」「社内で更新しやすいよう、特定のコンテンツにCMSを導入したい」などある程度明確な要望がある場合と、「かっこいい感じ」「とにかく今風に」というふうに曖昧なイメージしかない場合では、想定される作業や工数に差が出るということです。

それでは次に、見積額を安く抑えるコツをご紹介します。

予算の上限を決めておく

仕様や要望を明確にしておくことと同じくらい、予算の上限を決めておくことも重要です。仕様書が作れなくても予算を提示することで、実現可能な代替案をHTMLコーディング代行業者に提案してもらえるかもしれません。

ただし予算ありきの相談に、親身に対応する余裕がある代行業者は限られていることに注意してください。

オプション作業が少ないデザインにする

HTMLコーディング代行業者はそれぞれ独自の基準で、「(ページ単価のみで対応可能な)基本の作業」と「オプションとして扱う作業」を線引きしています。基本の作業だけでコーディングできるページが多いほどコーディング料金は安く抑えられますし、見積額にも検討をつけやすいです。

逆にオプション料金は作業内容によって大きく異なるため、オプション作業が多い案件は見積額の検討をつけるのが難しいです。HTMLコーディング代行業者が基本と見なす作業の範囲を把握することで、費用感のズレが少なくなります。

定期案件も併せて依頼する

基本的に一度限りの依頼においては正規の見積もりしかありえませんし、「別の案件も同時に依頼するから値下げしてほしい」「次回も依頼するから値下げしてほしい」という要望は、HTMLコーディング代行業者にとってリスクが大きすぎて了解しづらいものです。

値下げ交渉が成立する可能性があるのは、定期案件を同時に依頼する場合です。HTMLコーディング代行業者の経営は、先のスケジュールを確実に埋めてくれる案件が多いほど安定します。定期案件によって仕事(≒利益)が確保できれば代行業者のリスクも減り、値下げ交渉に応じやすくなります。とはいえ、すべての代行業者が値下げ交渉に応じられるとは限らないことに注意が必要です。

まとめ:仕様を確定し、工数を減らそう

コーディング料金の見積額を安く抑えるためには2つの考え方があります。1つは想定する工数と実際にかかる工数のギャップを減らすこと、もう1つはオプション作業の少ないデザインにすることです。

費用感のズレは見積もりの精度を高めることで少なくなります。そのためには仕様を確定させ、見積もり時に提出する構成書やワイヤーフレームの完成度をあげる必要があります。

そして要望(やりたいこと)をかなえようとすると予算オーバーしてしまう場合は、そもそもHTMLコーディング代行業者にとっても対応不可能です。値引き交渉するのではなく、テンプレートデザインを利用するなど、別のアプローチでコーディング料金を削減する方法を考えてみましょう。

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