※この記事は2023年5月2日に最終更新されました。
縦幅・画像化・テキスト化! ランディングページのコーディング料金とは?
狭義のLP(ランディングページ)とは広告用Webページで、縦長の1ページに宣伝から申し込みフォームまですべての要素がまとめられたものをさします。一般的なウェブサイト制作とは大きく異なるLPコーディングの手法や、コーディング料金について解説します。
スマホの普及によってインターネット広告やWebマーケティングの重要性が高まった結果、LP制作の需要も急増しています。LPはただ漫然と制作し、公開するだけではあまり意味がありません。LPの広告効果を最大限に引きだすためには、適切なHTMLコーディングが不可欠です。
LP制作においてHTMLコーディングが果たす役割とその重要性をご紹介するまえに、まずはLPとはどのようなものか解説したいと思います。
LP(ランディングページ)とは
LPはLanding Pageの略で、ランディングページと読みます。LP(ランディングページ)には広義の意味と狭義の意味があり、日本のWeb業界では狭義の意味で使われることがほとんどです。
広義のLP(ランディングページ):最初にアクセスするページ
広義のLPとは、Webサイトのなかでユーザーが最初にアクセスしたページをさします。飛行機の軟着陸をソフトランディングというように、ランディングには「着地」という意味があります。検索結果や広告バナーなど外部サイトに貼られたリンクから、飛んできたユーザーが着地するページ、というイメージです。
狭義のLP(ランディングページ):縦長の広告用ページ
しかし日本のWeb業界では一般的に、上記のような広義のLPではなく、縦に長いデザインの広告用ページのことを特に「LP」と呼びます。LPの役割は、問い合わせや資料請求、商品の注文などといった「コンバージョン」を獲得することです。
LPの特徴
コーポレートサイトのような一般的なWebサイトは、系統立てられた複数のウェブページ(=広義のLP)で構成されています。対する広告用のLP(=狭義のLP)は独立した縦長の1ページに、あらゆる情報が掲載されています。
<LPの特徴>
- 縦に長い
- 画像がメイン(紙のチラシに似ている)
- 問い合わせや申し込み以外のリンクがない
CVR(コンバージョンレート)を上げるためにデザインが最適化された結果、このような特殊なデザインが広告用LPでは一般的になりました。
LPのコーディング料金
LPのコーディングは通常のウェブページと比べると技術的には簡単といえます。HTML、CSS、jQueryだけでコーディングできるのでオプション料金はほとんどかかりませんが、その代わり縦幅の長さに比例してコーディング料金が高くなります。
長さ(縦幅)で割って、何ページに相当するか
通常のコーディング料金には「ページ単価」が設定されていますが、ウェブページは紙媒体と違って「1ページ」のサイズに規定がありません。そのためHTMLコーディング代行業者はそれぞれ独自に1ページと見なすサイズを決めています。
公式サイトの料金表に「縦〇〇px以内を1ページと見なす」と明記されている場合もあれば、「応相談」となっている場合もあります。
例えば、縦幅4,000pxまでを1ページと換算するHTMLコーディング代行業者に、10,000pxのLPを依頼すると、3ページ分の料金がかかる計算になります。
10,000px ÷ 4,000px = 2.5p →3ページ換算
また、通常ページとLPのコーディング料金を分けて設定しているHTMLコーディング代行業者もあります。
「画像化コーディング」と「テキスト化コーディング」
訴求力を高めるためLPのデザインには画像が多用されます。紙のチラシと同じで、文章で長々と説明するよりも画像を大きく掲載する方がわかりやすいということです。
メインコンテンツが画像であるという特性上、LPのHTMLコーディングの手法には、「画像化コーディング」と「テキスト化コーディング」の2種類があります。テキストと画像をどの程度わけて扱うかによって、HTMLコーディングの工数や難易度、料金に大きな差が出ます。
画像化コーディング
画像化コーディングとは、作成したデザインを文字も含めてすべて画像として扱う手法です。最も単純なケースでは、画像を順番に表示させるだけでLPの大部分が完成します。凝ったデザインも破綻することなく再現できますし、コーディング料金も安く抑えられます。
しかし全体を画像として扱うとページがとても重くなってしまいます。ユーザーにストレスを与えないよう、読み込みと表示の順序を変えるなどの工夫が必要です。
また画像を並べただけのページはGoogleからの評価が低くなります。検索流入はそもそも見込んでいないとはいえ、リスティング広告を打つ場合ページの評価がチェックされるため、SEO内部対策を完全に無視していいわけではありません。
さらにテキストを画像化しているため、内容を変更しづらいというデメリットもあります。
テキスト化コーディング
テキスト化コーディングとは、画像とテキストをわけてコーディングする手法です。テキストの割合が多いLPやシンプルなデザインのLPに向いています。
コーディング料金(工数)は、テキスト化と画像化の割合によって変わります。テキストが多いとSEO内部対策やページの軽量化が適切に行えます。またレスポンシブ対応も可能になりますし、内容の変更も簡単になります。
デザインと予算に応じて、どの程度テキスト化コーディングするかを決めるケースが多いと思います。
まとめ:HTMLコーディングでLPの効果を最大限に引き出そう
集客効果の高いLPを制作するには、ユーザーの興味を惹くデザインはもちろん、HTMLコーディングによる閲覧しやすいページ作りが欠かせません。LPの制作実績が豊富、あるいはLP専門のHTMLコーディング代行業者に依頼することをおすすめします。
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