HTMLコーディング代行業者選びで決め手となるポイントと避けたい特徴
Web制作においてデザインとコーディングの分業化が進むにつれ、HTMLコーディング代行業者も急増しました。容易に外注できるようになった反面、代行業者選びが難しくなったのもまた事実です。HTMLコーディング代行業者を選ぶときのポイントや、避けたい業者の特徴をまとめました。
2021年現在、国内には50社を超えるHTMLコーディング代行業者が存在しています。選択肢が増えてHTMLコーディングを気軽に外注できるようになった反面、代行業者選びは難しくなりました。
HTMLコーディング代行業者を選ぶときに決め手となるポイントや、避けるべき代行業者の特徴をご紹介します。
リソースを安定供給できるかどうか
費用感や技術力、サービス内容などHTMLコーディング代行業者を選ぶときに気になるポイントはたくさんありますが、大前提として「安定的にリソースを供給できるかどうか」を見極める必要があります。案件の規模が大きくなるほど、リソースの安定供給の重要性が増します。
代行業者の得意分野を見極める
HTMLコーディング代行業者はそれぞれ違った特長(強み、得意分野)を持っています。例えば「シンプルなページの大量コーディングが得意」だとか、「短納期に対応できる」といったことです。
<HTMLコーディング代行業者の強みの例>
- 超短納期や休日・深夜作業に対応できる
- デザインも相談できる
- 基準となるページのデザインをもとに下位ページを作成できる
- CMS導入経験が豊富
- LP制作経験が豊富
- 難易度の高い案件も対応できる
HTMLコーディング代行業者の得意分野を知るには、過去の制作事例を見るのが一番です。多くの業者は公式サイトで実績を公開しています。下請け業者のため非公開という場合は、見積もりを取る際に問い合わせてみてください。
料金が高いのは悪いとは限らない
「コーディング料金の安さ」を基準にHTMLコーディング代行業者を選ぶ方は多いと思います。制作予算に限りがある以上、外注費をなるべく抑えたいという考え自体は間違いではありません。実際、複数社から相見積もりを取ることも、あらかじめ伝えてさえおけばマナー違反にはなりません。
しかし必ずしもすべての案件において、コーディング料金が高額であることが悪いとは限りません。わかりやすい例が緊急対応に伴う特急料金です。HTMLコーディング代行業者は急ぎの案件をこなすために、稼働中の他の案件をキャンセル・延期したり、社員に時間外労働(残業)させたりして対応します。
依頼内容によって、コーディング料金が高額化するのが当然な場合があることも頭に入れておきたいですね。
避けたいHTMLコーディング代行業者の特徴
ここまでHTMLコーディング代行業者を選ぶときに重視すべきポイントをご紹介しました。それでは逆に避けた方が無難なHTMLコーディング代行業者の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか?
公式サイトが古い、ダサい
公式サイトを見たときに「古い」「ダサい」と感じたHTMLコーディング代行業者は避けるべきです。
HTMLコーディング代行業者にとって公式サイトは、技術力やアピールポイントを見せる場です。公式サイトが魅力的ではないHTMLコーディング代行業者は、技術力が低かったり、Web制作のトレンドを把握できていなかったりする可能性があります。
あるいは、自社サイトの更新が滞るくらいリソースに余裕がないとも考えられます。
最初の対応が適当
これはHTMLコーディング代行業者に限ったことではありませんが、初めてのコンタクトへの対応の良し悪しも重要なチェックポイントです。最初の対応が適当な場合、実作業に入ってからも適当な対応が続く可能性があります。
日本語が通じない
メールでも電話でも、日本語が通じない(日本語が不自由だ)と感じたHTMLコーディング代行業者も避けるべきです。
海外の技術力も不明なHTMLコーディング代行業者に作業を丸投げされる可能性がありますし、担当者のコミュニケーション能力が低くて依頼内容や指示がうまく伝わらない可能性もあります。
まとめ:コーディング料金以外も確認しよう
HTMLコーディングを外注依頼するメリットは、社内のリソースを割かずに質の高いコーディングを実現できることです。料金以外にも目を向けることで、「安かろう悪かろう」のHTMLコーディング代行業者を避けたり、料金以上の満足感を得たりすることは十分可能です。